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CRMを2倍効かせるマーケティング講座 第10回

Synergy!APIで広がるWEBマーケティングの可能性

「Web2.0」としきりに騒がれていた頃から、大手検索サイトやSNSなどの「API公開」がニュースとして取り上げられていました。APIの公開によりWEBサービスのオープン化が進むと言われ、当時のWeb2.0ブームを牽引する一つのキーワードとなりました。
それからしばらく経ち、APIの公開がニュースになるというケースは少なくなりましたが、API自体は今やほとんどの大手WEBサービスやASP事業者が公開するものとなりました。特に「Twitter」はAPIの公開を前提とし、API上からほとんど全てのアプリケーションが操作できるAPIを公開していることが利用者の拡大を助ける事になったとも言われています。
また、当社のSynergy!でもASPとしてはいち早くAPIの公開を行っていますが、近年、その活用事例が目立って増えて来ました。APIについて改めて振り返るとともに「公開」から「活用」「実用」の時代に入ったAPIについてご紹介させていただきます。

API(Application Programming Interface)とは

改めて「API(Application Programming Interface)」とは一体何でしょう。広義な意味合いでのAPIとは「アプリケーションをプログラムするにあたって、プログラムの手間を省くため、もっと簡潔にプログラムできるように設定されたインターフェースの事(Wikipedia 別ウィンドウで開く )」とあるように、システム間で情報をやり取りする際の取り決めのようなものを指します。OSやミドルウェアなども広義の意味合いではこのAPIに分類されます。

ただ、ここで触れている狭義な意味でのAPIはもう少し限定的な意味合いで、Webサーバ上にある特定のシステム・サービスに対して、外部のプログラムがアクセスするための関数の集合などを指します。このAPIを使うことで、大手検索サイトの検索結果などを利用したプログラムや、データベースのデータを参照したWEBサイトなどがかんたんに構築できるのです。また、こういったAPIはSOAP(Simple Object Access Protocol)やREST(Representational State Transfer)と呼ばれる、XMLベースで情報をやりとりする通信プロトコルが使われることが一般的で、当社が公開している「Synergy!API」もSOAP通信をベースに構築されています。

APIは「公開」から「活用」の時代へ

近年のAPIのブーム自体は「Google Maps API」から始まったと言われています。公開しているAPIを使って既にあるサービスの優れた部分を取り入れて開発ができることに加え、複数のAPIをつなげてマッシュアップ(mashup)させる事で、次世代のWEBサービスが生まれるという触れ込みで、当時は様々なWEBサービスが相次いでAPIを公開していました。

当時のAPIは、企業によっては商用の利用に対して制限があったり、どちらかというと「APIを公開」という話題作りが先行しているきらいがありました。技術者が腕試しで構築、または先進的な企業が実験的なサービスを構築する際に利用するなどのケースが多く、一般の企業が情報システムやWEBサービスを構築する際の選択肢としては上がりにくいものでした。

ただ、近年TwitterなどAPIの活用を念頭に置いてサービス展開を図るWEBサービス事業者や、国内ではMixiの「mixiアプリ」などSNSでAPIを活用したサービスでのビジネスモデルが成立したこともあり、再び注目されることとなりました。
また、技術者側でもAPIを活用したシステム開発に習熟し、一定の実績が上がってきたこともあり、企業がシステムを構築する際の選択肢の一つとして考慮に入れられるようにもなってきています。「公開」することに意義があるのではなく、「活用」することに意義が見い出され、様々な活用例が生まれるようになってきたのです。

市場認知が高まり流通が一気に加速

Synergy!が公開している「Synergy!API」は外部のプログラムからSynergy!のセキュアなデータベースに対して、データの「参照」「登録」「更新」「削除」などを行う事が可能なものです。Synergy!にカスタマイズを加えることなく、様々なプログラムが構築できることに加え、Synergy!のデータベースや充実した管理機能などをそのまま利用することができます。

例えば、会員制サイト等の構築であれば、会員制サイトとしてのユーザ側の見た目部分の開発に加え、データベース環境やユーザを管理するための管理機能を別途用意する必要がありますが、Synergy!APIを利用すればデータベースや管理機能についてはSynergy!で全てまかなえるので別途開発する必要がないのです。

Synergy!Club
APIを利用して構築したサンプルサイト
Synergy!Club 別ウィンドウで開く

既にあるサービスの優れた部分を取り入れられるという、APIのメリットを生かした開発事例やサービス事例などが当社でも数多く生まれています。加えて、当社でもAPIを公開しているサービス同士をシステム連携させた新サービスを生み出すことなども検討されています。当社の例以外にもAPIを使ったプラットフォーム化がいよいよ本格的に始まりつつあります。今後もAPIについては注視しておく必要があるようです。

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